小学生の頃の話です。
当時塾へ通っていたのですが、気が付けば塾のクラスメイトからちょっとしたいじめのターゲットにされていた。という経験があります。
といっても現代のニュースで見るような、殴る蹴る・ラインで画像を流す・トイレで云々・・・のような恐ろしいものではありません。
子供がやりそうな、無視や悪ぐち、相手に見えるところでこそこそ言い合って笑うような、そんな感じの精神的な?いじめです(いじめと言うのかな??)
でも、あることがきっかけで100%克服しました。
その後、私はあっさりいじめのターゲットから外れました。
そんな経験を書いてみます。
いじめられる理由がわからない。けど・・・
小学生の頃の話なので少し記憶があいまいですが、「なんだか嫌われている」と気が付いたのは、同じクラス(塾の)の女子数人が、あからさまに私を見ながらくすくす笑っていたからです。
私の着ている服の色を聞こえるように大きな声で言って、そのあとは聞こえないようにくすくす陰口。
人数が多くクラス替えがたまにある塾だったこともあり、その子たちとは会話したこともなく、原因も理由もわからない。
けどとにかく「私のことを笑っている」というのは分かりました。
その女子の中の1人が特に私を嫌っていたようで、率先して悪口を言っているのもその子でしたし、たまに睨まれたりもしました。
親にも言ったけど、スルーされる。
私は当時から、自分で言うのもなんですが気が弱い控えめ女子でしたので、いじめ返すなんてことはできません。
耐えかねて一度だけ親にも言った記憶がありますが、スルーされました。
はっきり覚えていませんが、「我慢しなさい」か、「気にするな」みたいなことを言われたと思います。
できることは我慢だけ。
親に言われなくとも私にできることは我慢だけでした。
塾は週3回ほど。
毎日顔を合わせるわけじゃない。
休憩時間だけしのげたら大丈夫・・・
とにかくじっと黙って我慢していました。
ある日、同じ学校の子から手紙をもらう。
そんなことが続いたある日、同じ塾に通っている同じ小学校の子から突然手紙をもらいました。
その子は友達ではないけれど、学校で同じクラスになったこともある、私からみたらかなり大人びたキャラの気が強い系女子です。
言葉はなく、手紙だけ。
1人になったときその手紙を読みました。
その手紙を要約すると、こんなことが書かれていました。
ブレイクスルー。私にパワーが漲りました。
その手紙を読んで涙がこぼれた・・・かどうかは覚えていませんが、
その手紙をもらったことは子供心にすごいインパクトでした。
私の状況を知ってくれている。
私の味方でいてくれている。
たった一通の手紙で、私はめちゃくちゃ変わりました。
いじめを我慢するしかないと思っていたのが、「こそこそ陰口たたくやつは敵!」という気持ちが湧いてきました。
具体的な行動の変化としては、
- こそこそ私を見て笑っている相手を見て見ぬふり→→直視するように
- 視界の隅で相手をとらえていた→→近くで目が合ったらあからさまに「ふん!」
いかんせん子供っぽい対応ですが、効果はかなりありました。
向こうが完全に、「なにあいつ!生意気!」な驚きと苛立ちをもって私を見ていたことは、面白い記憶として残っています。
その後ちょうどクラス替えのテストがあり、私の陰口を言っていた子たちはばらばらになったことも重なり、いじめ問題から私は完全に開放されました。
何にも変わってないのに、私が大きく変わった。
現実が変わらなくても心が変われば、捉え方も大きく変わる。
ということはこのブログでもたまに書いていますが、私の人生でこのことを身をもって体験したのはおそらくこの時が初めてだと思います。
きっかけは一通の手紙。
それだけで私の心はがらっと変化し、現実も変わりました。
いじめのきっかけなんて、ほんとにいい加減。
私の陰口を言っていたのは3人くらいです。
その後、そのうちの一人と同じクラスになり、普通に仲良く話ができるようになりました。
一時期でも自分をいじめていた相手と仲良くなんて少し変な感じですが、その子個人はほんとにごく普通の子。
こそこそ私を見て笑っていたなんて、信じられないくらいです。
いじめって集団心理がモロに現れる部分でもありますし、なんというか、その時たまたま私がターゲットになっただけなんだろうなぁ。と今でも思います。
だから、どんな人でもいじめのターゲットに甘んじる理由なんてないです。
波風立てず黙っている方が都合が良ければ知らん顔してスルーすればいいし、敵とみなせばその意を表してもいいんです。
相手に主導権を与えないで。
心まで負けたら、向こうの思うつぼです。