もうこの人とは関わり合いになりたくない
二度と会いたくない
だから、断捨離して縁を切りたい・・・
断捨離という言葉が流行ってもう何年も経ちますね。
「断捨離」と聞くと少し自己啓発的な雰囲気を感じますが、昔からの言葉では「縁を切る」が近い意味になるでしょうか。
「縁」は繋がったり切れたりするのが自然なので、ほっといても「縁が切れる状態」は起こります。頑張って繋ぎとめるのも、また不自然。
この記事では、少々強引でもこの縁を断ち切りたい。
そんな思いを抱えている人に向けて、縁切り・断捨離の前に少し考えてみて欲しいことと、チェックポイント、断捨離の方法についてを書きました。
断捨離してもいいか迷ってませんか?
もしかして「人間関係にもやっとしてるけど、断捨離してもいいかのな・・・どうしよう・・・」と悩んでいませんか?
そんな時は、断捨離しない方がいいのかもしれません。
断捨離・縁切りに抵抗がない人は、こんな記事を読むまでもなくバサッと関係を切ってしまいます。
そういう人は思い切りが良く行動に移すし、切った縁を振り返りません。
でも、あなたがそういうタイプでないのなら、悩むくらいなら、一度立ち止まることをおすすめします。
後悔しない断捨離に必要なチェックポイント。
断れない自分を守るために、断捨離に逃げていませんか?
あなたが断捨離をしたい人は、どんな人でしょう。
あなたはその人に、どんなあなたを見せてきましたか?
- 誘われて嫌だけど、断れない
- 今は忙しいのでできません。と言えない
- 相手の話が終わるまで、延々と付き合ってしまう
もしかしたら、相手にあなたの気持ちは全く伝わっていないのかもしれません。
そして、あなたも全く伝えていなかったのかもしれません。
本や人に煽られて、「断捨離しなきゃ!」となっていませんか?
断捨離をすると、気分がすっきり!
新しい人間関係も生まれて人生がより良くなる!
などの、断捨離推しの言葉に影響されて、「そうだ、私も断捨離しよう。より良い人間関係のためにも、今の無意味な関係を断ち切ろう!」
と、少し勢いづいてしまってはいませんか?
気分が高揚すると、普段の自分ではしない行動も簡単にできてしまいます。
断捨離する人は不器用さん?
断捨離をした方は気分がすっきりしても、された方には遺恨が残ります。
あなたに対して、何かしらの思いが残ります。
いやらしい話ですが、現実的なことを言うと・・・
断捨離なんてせずに、ほどよく人をあしらう術を学んだ方が、確実に人間関係をうまく泳げるようになります。
人付き合いの要領がいい人をよく観察してみてください、すごく八方美人にも見える面もありますが、決して受け身ではありません。
自分らしさをしっかり持ちつつ、相手の意見や機嫌を曲げず、自分の意見もはっきり・さらりと伝えることができます。
断捨離寸前まで追い込まれてしまうあなたは、少し、不器用なだけかもしれません。
八方美人な人間に対しては、むしろ嫌悪感を感じるかもしれませんね。
でも・・・もしかしたら、学ぶところもあるのかも?という目で見てみてほしいのです。
>>> 人間関係が上手い・ずるいくらい円滑なあの人が普通にやっていた7つのこと。
さて、ここまで読んでくださって、ありがとう。
断捨離しなくてもいいかな・・・?と思えきたらそれも良しですし、いや、やっぱり断捨離したい!という方は、以下にお進みください。
あなたの人生に心底要らない人を断捨離しよう。
今後のあなたの人生に1㎜も用がない人に、あなたの人生からご退場いただきましょう。
同じ空間にいるだけでも不穏な空気が感染してしまうような、ネガティブをまき散らすタイプの人とはもう関わり合いになりたくないですよね。
- いつも誰かの悪口&噂話ばかりしている
- 意見が合わないというだけで拗ねる&怒る
- 平気でうそをつく
- あなたを自分の家来や分身かのように思っていて、都合よく扱ってくる
- あなたの大事な人を傷つける発言を、平気でする
- ネガティブな感情に人を巻き込もうとする
こういった人は、巻き込みやすい人を見つけてはターゲットにしているだけです。
あなたはターゲットではないことを、分かってもらいましょう。
>>> 人と距離を置く方法。苦手な人・嫌いな人に壁を感じてもらうには。
メンタル断捨離もおすすめです
仕事の関係で会わなければいけない機会があり、どうしてもバサッと切ることが難しい。
同じフロアで仕事をしているので、日常的に顔を合わせなければいけない。
グループの中で、嫌いなのはその人だけ。他の人たちは好きだから切りにくい・・・
断捨離といっても、ばさっと相手をあなたの人生から切り離すのは現実的に難しい場合もありますよね。
そんな時におすすめなのが、「メンタル断捨離」です。
いつも通りの日常。いつも通りの人間関係・・・のように見せて、心は完全にシャッターを閉じる。という方法です。
仮面夫婦なんかはその典型ではないでしょうか。世間体のためにも離婚はしないけど、夫婦として全く機能していない状態ですよね。
断捨離したい相手に対して、あなたはいつも通り挨拶をし、業務に必要であれば声をかける。
はたから見て不自然さは無い状態。
でも、メンタル断捨離をされた相手は、どこか「いつものあなたと違う」という印象を受ける。
機械に対応されているような、人として踏み込めない壁を感じてもらえれば、十分成功です。
社会人の方であれば、この方法が取り入れやすいのでおすすめです。
いつでも手元に選択肢を残そう。
さて、断捨離を勧めなかったり、勧めたり、いったいどっちや!と思われたかもしれません。
でも、本当に、どっちでも良いのです。
大事なのは、追い詰められるまで放置しないことです。
この場合だと、「断捨離せざるを得ない状況まで追いつめられる」のはNG。ということです。
ここまでなる前に、あなたが出来ることはあったはずです。
そしてそれは、断捨離よりも、もっとマイルドな方法だったはずです。
時間が経てば経つほど、相手との関係が出来上がってしまうほど、変化を起こすには強力な方法を使うしかなくなってしまいます。
早めに小さな行動(この場合、Noと言う・距離感を保つ、など)が、先のリスク(完全な決裂)を低減してくれます。
そうすることで、あなたの手元にある選択肢を増やすことができます。
>>> 人間関係がうまくいかないと感じた時のシンプルな考え方と、そもそも論。