人生の岐路に立たされた時、あなたならどうやって「選択」をするでしょう。
- 選べない
- どちらにすればいいか分からない
- 悩み疲れた
どれだけ悩んでも、結局いつかは決断しなければいけないタイミングが来ます。
「選べない」から「こうやって決める」に変われる考え方をご紹介します。
また、近年流行りの「心に従う」は私はおすすめしていません。その理由も併せて解説します。
決断するためにやってみる4つのこと
そもそも“私は”悩んでいるのか?を自問する
意外とハマりやすいのが、「もう自分の意思は決まっている」のに悩んでいる。というパターン。
「実は、自分はこうしたい。でもあの人は××だと言っているから・・・」という第3者が絡んでいる状態ですね。
あちらを立てれば自分が立たぬ状態で悩んでいるのかもしれませんが、自分の意思はもう決まっていて、でも相手のへそを曲げずにうまくまとめるにはどうすれば・・・という悩みが実際のところです。
そもそも選ぶ必要があるのかを確認する
人に言われて決断を迫られたり、真面目な人に多いのが「どちらかにしなければいけないと思い込む。」というパターン。
夢か、現実か。どちらかを諦めなければいけない・・・
それ、本当ですか?絶対にどちらかを捨てなければいけないですか?
二兎追う者は一兎をも得ず。という一面は確かにあるかもしれませんが、注力する比率を自分で調整すれば、どちらかだけにこだわる必要はないのではないでしょうか。
現代は2足、3足のわらじを履ける時代です。
少し目線を変えれば、多様な考え・多様な生き方の人が山ほどいます。
客観的事実と自分の希望を可視化する
悩みを頭の中だけで考えてもまとまりがつかないので、具体的な言葉にして双方のメリット・デメリットを書き出して比較してみましょう。
転職しようか?どうしようか?で悩んでいるなら、今の職場のメリットデメリット・転職した場合のメリットデメリット。そして「お給料・仕事内容・雇用形態」などの自分が重視するポイントを書きこんで、悩みと希望をはっきりと可視化させます。
紙に書き出すことで頭の中はすっきりしますし、書くことで新しいことに気がつくかもしれません。

人に相談する
自分だけで考えず、他の人にも話を聞くことで
- 新たな考えるべき点
- 新しい視点
- 知らなかった事実
などを得ることができます。
このときのポイントは、相談相手は選ぶということです。
親身になりすぎて、まるで自分のことのように「ああしろこうしろ」とアドバイスしてくる人は避けましょう。
他人に決められてみる
たとえばあなたが「AかBか」で悩んでいたとします。
もう少し具体的してみましょう。
「結婚するか、キャリアを優先するか」で悩んでいたとしますね。
何日悩んでもまた振り出しに戻ってしまい、なかなか決められません。それくらい、この問題は大きなテーマです。
そんなに悩んでいるならと、ある日神様が来て代わりに決めてくれると言い出しました。
「お前は結婚せよ。キャリアは捨てるのじゃ。じゃあ頑張れ。」
と去ってゆきました。
ということで悩みは消え、あなたは結婚することになりました。
・・・・・・
どうですか?
「結婚せよ」と言われた時、実は少し嬉しかったですか?それとも、嫌だと感じましたか?
ここでのポイントは、選べなくて悩んでいたけど実は「心の奥では意外と優劣がある」ということです。
番外:「心に従う」のはあまりおすすめしない
一時期流行った「心の純度を上げる」「心に従う」というフレーズ。
とっても素敵でわくわくする響きを持っていますが、こと人生の岐路を選ぶ時、心を指針にするのはあまりおすすめしません。
なぜなら、「心」は意外といい加減でなまけもので、無知で、ころころ変わるものだからです。
例えば今猛烈にケンタッキーとアイスが食べたくなったとします。時間は夜の12時です。
「食べたい!美味しそう~!欲しい!」
そんな心に従って、食べたいだけ食べます。
仕事に行かなきゃだけど、心からめんどくさい。
「私には向いてないよ。あのブログの人も堂々とサボってるし、私も心に従ってみよう!」
と仕事に穴をあける。
・・・・・・
このように、ささいな選択ですら心だけを指針にすると、どれだけでも間違った方向(長い目で見て)に舵を切ることが出来ます。
私が心理学を勉強していたときに印象的だった言葉が、心(無意識)とは、まるで小さな子供のようなものだ。というものです。誰が言ったのかは忘れてしまいましたが。
小さな子供のような心を、大人の視点・考えでバランスを取る。これができなければ、歳を取る甲斐もないのではないでしょうか。
結局どちらを選んでも、得も損もする。
どちらかを選んだら、捨てた方の道は選べません。
それにどちらを選んでも、長い人生良いこと・悪いことは起こりますよね。
悩むのに時間をかければいいというわけではない
悩みの度合いが大きければ大きいほど日常生活にも支障をきたしますし、常に「頭の片隅に悩みがある状態」は仕事や対人面でも悪影響をおよぼします。
なにより本人が一番しんどいはずですので、決断期限をはっきり決めましょう。
いつまでも悩み続けるということは、すでに時間を損し続けていることになります。
損も得も受け入れると腹を決めるしかない
少し怖くても、踏み出したら進むしかない。
誰のせいにもせず、自分で自分の歩みを決めるというちょっとした勇気の要る瞬間は、大人になったからこそ得られるものですよね。
繰り返しになりますが、どちらを選んでも、良いことも悪いこともあります。
「えいやっ」と決断するときに「この先コケたっていいよ!頑張るよ!」と腹をくくれたなら、あとあと変な後悔もせず人生を歩んでいけるのではないでしょうか。
どっちを選んでも泣く回数・笑う回数が同じだとしたら、どちらを選びますか?
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