「カウンセリング受けて良くなった気がするけど、また不安が出てきちゃった。また行こう。」
「このメンタルブロックをどうにかすれば、私はもっと自由になれるはず」
「あの人に視てもらうと元気がでるから、今日も行こうかな」
一度門をたたくと2度3度と足を運び、気が付けば何か問題があるたびにそのカウンセラー(または占い師)なしでは解決できなくなってしまう状態に。
今のつらいことも黙ってうんうんと話を聞いてくれる。
泣いても受け入れてもらえる。
こんな風に、今の状況を良くしたいという思いよりも「自分を受け止めて欲しい」「慰めて欲しい」という思いで何度も繰り返し通ってしまうなら・・・すぱっと通うのをやめてみませんか。
何者かに依存しても、根本解決にはならないからです。
本物のカウンセラーさんは依存させない
ごく普通のまっとうなカウンセラーであれば、最初の段階でそのクライアントにとってのゴールを明確に設定するため、そうなった段階(あとは実生活で慣らすだけ)になったら卒業です。
信頼関係は築いたとしても、決して依存させません。
そういった技術を身に着けているため、クライアント側もそのカウンセラーに必要以上に愛着を持たずに済みます。
ですが一方で、なんどでもクライアントに足を運ばせるカウンセラーもいます。
それではその人がいつまで経っても自立できません。いつまでもカウンセリングを卒業できないのならば、そのカウンセリングは失敗していることになります。
色々な理由はあるかもしれませんが、カウンセリングの目的設定がそもそもあやふやか、何度も通ってくれるクライアントを歓迎するタイプの所なのかもしれません。
日本ではまだ敷居の高いイメージのあるカウンセリングですが、占いならばちょっと遊び感覚で通うことができるので、女性なら一度は行ったことがあるのではないでしょうか。
アトラクション的に利用するだけならいいですが、これまた依存して何でもかんでも占い師に相談してしまう方がいます。
昔の知り合いに女性ながらバリバリ仕事して休日は旅行もしてオシャレも楽しんで・・・と自由な方がいましたが、占いに依存している一面を持っていました。
その占い師のアドバイスがないと、不安で仕方がなくなってしまうようです。
依存の自覚がある方だったのでしばらくして通うのをやめたようですが、今度はカウンセリングに通いだすようになりました。
こういう方は本当に多いです。
カウンセリングや占い通いがやめられない
次に、特定のカウンセラーや占い師に依存するのではなく、「もっと他にいい人がいないか」と次々にカウンセラージプシーしてしまう人。
「この前のカウンセラーさんも悪くなかったけど、この人ならもっと核心をついてくれるかも・・・?」
と、色んなカウンセラーさんに期待してしまう気持ち、わかります。
でも、そこに終わりはあるのでしょうか。
ある程度満足してしばらく落ち着いていても、また何らかの問題が起こったときに
「これは心の問題だ。根本原因を掘り下げないと。」
となんでもかんでも心のせいにして、その原因を探ってくれるカウンセラーを探し始めてしまう負のスパイラルは目の前です。
「カウンセリングを受けないと、この問題は解決できない」
「こうすればいいよってアドバイスをもらわないと不安で仕方がない」
不安や欠乏感からほっとさせてくれる何かを探し続けている状態になっていることに、気が付いてください。
これは完全に依存です。
自分で試行錯誤しながら変えてゆくしかない
すでに何人かカウンセラーを変えてまだ新しいなにかを探しているとしたら、もう今すぐに止めましょう。同じことの繰り返しになってしまうだけです。
私自身も気が付いた時にはかなりの時間と金額をそういった「内面探求」「自分のことを知りたい」という欲求に充ててきましたが、今振り返っても、完全にやりすぎでした。
心の内側の探求なんて本来は趣味で十分なはずです。
ましてや、大きな金額を払ってまで誰かの教えを乞うものではありません。
- 自分のつらい人生を誰かに「大変でしたね」と労って欲しいですか?
- 「こうすればお金も増えて、人生がもっと楽しくなるよ」と具体的に指示して欲しいですか?
それならば余計に、お金を貰ってお商売でやっている人について行っても仕方ありません。一瞬の安心が手に入るかもしれませんが、長い目で見て人生が遠回りになるだけです。
つまらないかもしれないけど、自分で考えて自分で試行錯誤してゆくしかありません。
少なくとも私にとってはその方が近道のようです。
人生は有限だから、自分をどう扱うかは自分で決めたい。
>>> 悩み続ける人がハマりやすい穴と、現実を変えるために絶対必要なこと。