どこまで行っても人生は人間関係。
「もう人間関係疲れた」
「人間関係、ほんとに苦手・・・」
そんなあなたに頭を少しほぐす考え方のヒントと、人間関係の悩みを別の角度からみる方法をご紹介します。
「人間関係が難しい」と苦しむあなたへの4つのヒント
ほとんどの方にとって、人間関係というテーマは大きいものです。
ですが、人間関係にすごく苦しむ人もいれば、大変だけどなんとかなるさと思える人もいる。
どうせ今後も人間関係が続くのだから、後者の方がお得ですよね。
肩の力をぬいて、頭をゆるめてみましょう。
あなたはサンマ。あの人はクラゲ。あの人はアナゴ。
集団行動ばかりしているサンマを羨ましがるクラゲはいません。
流れに任せて漂っているクラゲに腹を立てるアナゴはいません。
身を隠す術を知っているアナゴを軽蔑するサンマはいません。
人間は魚と違い、見た目の形状が同じということもあって、つい自分と同じ価値観を持っているハズ・持つべきだと期待してしまいますよね。
でも、相手に自分と同じ価値観を適用しようとすると、相手から嫌われる・もしくはあなた自身が苦しくなるばかりです。
人には優しく接するべき
人に簡単に怒ったりしてはいけない
ずる休みしてはいけない
皆に平等に接するべき
まじめな人が評価されるべき
あなたが大切にしている価値観がなんであれ、それをいとも簡単に破る人は世の中にたくさんいます。
人との違いに毎回反応していては、あなたが潰れてしまうだけです。
そこで、あらためて考えてみてください。
この世界に、あなたと全く同じ人考え・価値観・感情を持った人はいません。
当たり前のようだけど、意外とそのことを忘れて他人に「これが常識でしょ」「当たり前じゃない」と自分の価値観を押し付けてしまいがちです。
逆に、「他人の考えや行動の意味が分からなくても当たり前。他人だもの。」と思うことができれば、他の誰かに心が波立つことも少なくなります。
見た目の形が似ていて使う言葉が同じだからといって、中身まで同じとは全く限りません。
人のことばかり見ていませんか。
あの人はすぐに怒るから付き合いづらい・・・
この人は大人しくて何考えてるか分からない・・・
同期は良い人達だけど、いざという時頼りない・・・
なんて、周りの人たちばかり気にしていませんか。
人間関係に悩んでいるとどうしても周りの人の動向が気になってしまうものです。
ですが、今だからこそ、他人の分析は止めましょう。
先にも説明したように、他人は別の生き物です。
サンマ目線でアナゴを批評しても、まるで意味がないうえに的ハズレになるだけです。
それよりも、客観的に自分自身を見る練習をしてみましょう。
他人の批評会を脳内で繰り広げているあなたを第3者目線で見てみると・・・
決して素敵には写らないと思うのです。
周りの人に、「あなたは何者か」を伝えていますか
人を良く観察して、人の感情に敏感なあなた。
相手の気持ちを伺うことができるのは素晴らしいことですが、同じくらい大事なのは、「あなた」を周りの人に伝えることです。
ユーモアのあるあなた。
周りの人に興味があるあなた。
優しいあなた。
家族を大事にしているあなた。
ナイーブなあなた。
意外な趣味を隠し持っているあなた。
あなたは、どんな人ですか?
何者でもないあなたを演じていては、相手の人もあなたにどう接すればいいかわかりません。
あなたはどういう人なのかをちゃんと表現しましょう。
「私はサンマなんです」と周りの人に伝えているでしょうか。「シャチなんです」と間違ったあなたを表現してしまってないかも要注意。
「見た目もサンマ。心もサンマ。私はサンマ。」というあなたを表現したほうが、愛されますよ。
「難しい」という言葉遊びを止めてみる
人間関係は難しい。
とこの記事の冒頭で書いておいてなんですが、「難しい・簡単」という言葉は、なんの基準もない主観の強い表現です。
誰かにとって難しいものがあなたにとって簡単であることもふつうにありますよね。
それに以前は難しいと感じていたことでも、いつの間にか簡単になっていることだってあるのではないでしょうか。
つまり、「難しい」は絶対ではないのです。
絶対的指数がないものにわざわざ「難しい」という言葉を当てはめてしまうと、思い込みが生じます。
自分から、「人間関係=難しい」という思いを強化しているようなものです。
今この瞬間から、言葉を変えましょう。
人間関係=どうにかなる
人間関係=うまくいく(こともある)
人間関係=興味深い
人間関係=宇宙
人間関係=悟り
人間関係=面白い
どんな言葉がしっくりきますか?
あなたの心がちょっと軽くなる、そんな言葉を選んでくださいね。
私個人としては、『人間関係 うまくいく(こともある)』がちょうどいい感じです^^
小さな子供にアドバイスしてみよう。
「幼稚園のお友達と仲良くできなくて、行きたくないの。」
あなたにとって身近な小さい子供がこんなことを言っていたら、あなたはどうしますか?
あなたに子供や姪、甥っ子がいるならばその子を想像してもいいですし、身近に子供がいなければ、子供の頃のあなたやイメージしてみた子供でも大丈夫です。
小さな子供が目の前でお友達との関係で悩んでいたら。
あなたはその子に、なんと言ってあげますか?
もしも言葉が出てこなくても大丈夫です。
少し、寄り添ってあげてください。
あなたなりのアドバイスが出てきたら、それはあなた自身へのアドバイスでもあります。