勧誘ビジネス|友達だから断れない?50万の指輪を買った友人の話

勧誘ビジネス|友達だから断れない?50万の指輪を買った友人の話

友達だから・・・

というお人好しな気持ちを悪用するビジネスが許せません。

私が二十歳そこそこの若かりし頃の話ですが、友達が知り合ってまもない相手から勧められた形で指輪を購入しました。お値段なんと50万。

当時でもクーリングオフの知識はあったように記憶していますが、その子は解約もなにもせず、「友達だから・・・」とそのまま50万の分割支払いを完済しました。

スポンサーリンク

友達が、気が付けば指輪を買っていた

学生時代からの友達の話です。

当時その子は和菓子屋さんで若い店長として頑張って仕事をしていました。

二十歳そこそこの女子らしく、可愛い女の子らしいアイテムが好きな子でした。「友達が多くて仕事も頑張っている、普通にすごくいい子」な子です。

そんな彼女がある日指輪をしていました。小さな赤い石がついた指輪です。

「これ、買ってん」

と言われてふむふむ可愛いね、ということで話を聞いてみると、まさかのびっくり価格だった訳です。

売った相手は知り合って間もない、友達の友達の友達・・・のような人物。

個別で誘われた先で数時間カンヅメに遭い、「すごく価値がある宝石だから一生使える」などとおすすめされ、購入したとのこと。

  • 勧めてきた相手
  • その状況

合わせて考慮しても、50万の価値が本当にある指輪を扱っているとは思えない。

 

なんかもう、完全に、デート商法の仲間じゃないでしょうか。

デート商法とは
販売員が異性であることが、心理的にクーリングオフの行使をためらわせる効果があるともいわれている。・・中略・・商品は、毛皮、宝石、絵画など、高価なものがメインである。「自分がデザインしたもの」などといって買わせるケースも多い。クレジットも生かせるように、数十万〜数百万円の高額を設定して販売する。このような業者と契約するとカモリストに掲載され、二次勧誘の対象になる場合が多い。

wikipeiaより抜粋

知り合った状況はある意味自然なシチュエーションではありますが、そうやって知り合いの知り合いを辿るのが好きな商売は少なくありません。

こちらは自然な出会いと思っていても、相手は「カモを探すための人脈づくり」と思っている可能性は十分にある訳です。

断れない理由は「友達だから」

話を聞いた私としては、当然そんなの「は?」な案件です。

なんで買っちゃったの?

断り切れなかったとしても、今ならまだ返品できるんじゃない?

その人絶対怪しいよ!

こんな風にやいやいと友達を責めてみたのですが、その子は「うん・・・」と煮え切らない。

 

そこで「私なら、絶対買わない」と私が言ったところ

 

「友達だから・・・」

 

と彼女がそう言ったのを聞いて、「あぁ、そういう思考回路だから、そうなったのか。」と納得はできないけど、彼女がその状況を受け入れている理由は理解できました

友達とは

「友達」という言葉の定義は難しいものですが、その子と私とでは友達の定義がぜんぜん違うということははっきり分かりました。

当時はその子と一番付き合いが濃かったのが私だったので、その私でも誰か知らないような相手ということは、実際の付き合いはさして深くないということは分かっていました。

私ならそのレベルの付き合いであれば、「知り合い」というカテゴリに入れると思う。

でも、そこ子にとっては「友達」。しかも50万も払ってしまえるような・・・

「友達」なら、私なら断る

「友達とは」の定義は人それぞれ。

だとしても、浅い友達だろうが深い友達だろうが、私なら断ります

もちろん、一目ぼれして絶対欲しい!となるようなアイテムなら勧められなくても買うのかもしれませんが、

数時間説得されて悩んで、購入後に「友達だから・・・」と自分を納得させないといけないようなアイテムなら、本音は「要らない」はずです。

だから、はっきり断ります。

だって友達だから!

友達だから、今後も気持ちよく付き合ってゆきたいし、お金のことで微妙な思い出を作るなんてしたくない。

それになにより、友達に要らないものを要らないって言えないなんて、寂しすぎます。

断ることは悪いことではありません。

ただ自分の考えや嗜好を友達に分かってもらうだけです。

友達よりも、むしろ微妙な知り合いや親戚とかのほうが断りにくい気がします。

知識があれば、防げたかもしれない

その子とは今でも付き合いがありますが、指輪を売りつけた相手の話を聞いたのは後にも先にもその時だけです。

実際にどういう言葉や方法で契約完了までこじつけたかは分かりませんが、

自分が少し我慢すればいいんだ

という気持ちを利用する手法は商品販売だけでなく、誘拐犯が子供を誘う手口であったり、若い子を闇業界に引きずり込む方法としてよくあるようです。

いずれにしても、悪質で卑劣な行為です。

あまりにも年齢が若いと判断するのが難しい場合もあるかもしれませんが、10代後半、ましてや20代ともなれば、知識さえあれば最終段階に行くまえに「あ、これは利用されてるな」と気づくことができるはずです。

1度カモになれば、2度も3度もカモになる

さきほど引用したwikipediaの最後の文章に、

このような業者と契約するとカモリストに掲載され、二次勧誘の対象になる場合が多い。

と書かれています。

オレオレ詐欺などでも2重被害のニュースは少なくありませんし、悲しい話ですが、1度その手にハマるひとは、気を付けていてもまたハマってしまうようです。

実際のところ・・・

その指輪を買った友達は、今は、訪問でやってきたとある宗教にハマっています。

宗教に対して詐欺とはさすがに言いませんが、その子が概要を説明してくれたのを聞いても・・・

うーん、私には、さっぱりわからない。

自分の時間を少しでも費やして、家族に多少のルールを敷いてでもやるべきことなのか・・・

 

とはいえ、人のふり見てなんとやら。

私自身、断るのはやはり苦手な日本人の性質を強めに持っていますし、頭の回転も良くありません。人の言葉をうのみにしてしまう面もあります。

自分は自分で守らないとな、と思うのです。気を付けよう。