これは私がSNSでフォローさせてもらっている、とある業界で有名な方がふと投稿された内容です(言い回しは少し変えていますが)。
その投稿を見たとき、あぁ、着実に行動できる人の考え方をすごく表しているなぁ。と感じました。因数分解という比喩も素敵。
悩みにとりつかれた時、ついつい
- 考えすぎて手が止まる。
- どこかを改善すればいいのか分からないから動けない。
- どうしようどうしよう。で、時間ばかり過ぎてしまう。
こんなこと、ありませんか。私は時々あります。
そこから小さな一歩を踏み出すための、シンプルかつ合理的な考え方です。
大きいものを小さくすると
因数分解とは・・・という難しい話ではなく、シンプルに、「大きく感じている問題を、小さく分けてみよう」というのが主旨です。
大きすぎてどうにもできないこのリンゴ。
重くて持っているだけでやっと。どうしたらいいの?
と悩んだら・・・
手におえるサイズにカットしてみると、見違えるほど扱いやすくなりますよね。
さらに一口サイズに切るとぱくっと食べることもできるし、
友達におすそ分けしたり、残りをアップルパイにしよう!なんて発想も生まれるかもしれません。
扱いやすい大きさにすれば、小さな虫食いだってキレイに取り除くことができます。
ジャンルを問わず、今の自分に置き換えてみよう
家庭の悩み、職場の悩み、人生の悩み・・・色んなジャンルで「大きな悩みを小さく整理する考え方」は、すでに推奨されています。
部屋の掃除なら・・・
部屋の掃除をしよう。でも、どこから手をつければ・・・と途方に暮れたことはありませんか。
ごったがえした部屋を眺めてめんどくさくなって、つい古いマンガを読んでしまった。なんてことになる前に、
まずは
- 今使っているもの
- この1年使わなかったもの
に分けることから始める。
なんていう仕分けルールを設けることは、自分の迷いを減らしてあげることにつながります。
こんまりさんの、ときめくものを残すという片付け方法も今や世界レベルで浸透していますよね。
仕事でタスクが多すぎてあれもこれも、時間がない!
自分だけの基準・自分だけのペースで運ぶことが難しいのが職場のタスクですが
- 急務のこと
- まだ期限はあること
- 絶対必要という訳ではないこと
- 実は自分より適任者がいること
を分けて整理してみるだけで、頭の中もすっきりさせることができ、まず今すべきことに集中できるようになります。
人生で、たくさんの不安に押しつぶされそうな時でも
人生は様々なことが絡みすぎて、それこそ悩みだしたらキリがありません。
でも、ここでもやはり、まずは因数分解。
- 行動することで解消する悩みか?
- 時間薬が必要な悩みか?
- どこをどう変えたいのか?
- そもそも自分ではどうにもしようがない(悩む必要もない)悩みでは?
などに分類して、そこからさらに細かく、「今の自分にできることは?やるべきことは?」まで小さく砕いてみましょう。
細かく細分化すればするほど、行動せざるを得なくなる
最初の例に戻ると、リンゴが大きすぎて途方にくれていても
まずは「リンゴ」を具体的に分けて整理することからスタートしてみると、最初に感じていたよりもスムーズに事が運んだり、想定外の良いアイディアが浮かんだりもします。
小さく分けられたリンゴを目の前にしてしまえば、「大きすぎてどうにもできないよ~」というできない理由が成り立たなくなり、
「あ、じゃあ食べようかな・・・」
「虫食いは捨てよう」
「残りはアップルパイにしようかな」
という行動に変えることができます。
つまり、立ち止まっていた現実を、一歩ずつ、変えてゆくことができます。