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「人間関係なんてどうでもいい。」は社会不適合?そこに罪悪感が要らない理由。

「人間関係なんてどうでもいい。」は社会不適合?そこに罪悪感が要らない理由。

「人間関係なんてどうでもいいんです」

 

こんな言葉を真顔で口にしたら、冷たい人だと思われるかもしれません。

「人は一人では生きられないのだから、人間関係は大事にしなきゃいけないよ」

中にはこうして本気で説教してくる人もいるかもしれませんね。

 

ですが実際のところ、他人に価値観や承認欲求を押し付けることもなく、ただ淡々と自分に丁寧に日々を過ごしている人というのは社会的に平和な存在です。

自分で自分を無駄に責めてしまわないように、そんな「人間関係に重点を置かない人」のメリットを書きました。

人間関係がどうでもいいからといって、人でなしではない

  • 人間関係どうでもいいなりにうまく関係を築いて友達がたくさんいる人
  • 関わりたくないから極力人と仲良くなりたくない人
  • アカの他人はどうでもいいが、家族や親友だけはとても大事にしている人

実際のところ、人間関係がどうでもいいと言ってもこんな風に色々なパターンがあります。

目のまえに困っている人がいたら普通に助けもしますし、誰かからありがとうと言われたらほっこりもするものです。

人によって程度の違いはありますが、「人間関係どうでもいい=人でなし」ではありません。

人間関係どうでもいい人が無害な理由

個人的には、人に強い関心を抱く人のほうがよほどやっかいな存在だと思っています。

人間関係がどうでもいい人って、本当になんの害もありません。

人を変えようとしない

人間関係がどうでもいいと言う人は、良くも悪くもベースに『他人への諦め』を持っています。

人がどうであれ、そこに強く反応することがありません。

 

口の悪い上司にも、しゃべってばかりで仕事しない同僚にも、やる気がなさそうな後輩にも、基本的に関心がありません。

 

「あぁ、この人はこういう人なんだな」

 

それで終わりです。

 

間違っている人を正す人がいないと職場が機能しないと思いますか?

実際のところ、職場には色々な人がいますよ。多少性格が悪い・勤務態度が悪い人がいたとしても、たいていはお昼休憩の悪口ネタにされるだけです。

人の悪口を言って楽しむくらいなら、最初から気にしない方がマシです。

 

人に関心が無い人は、最初からそういう場から降りています。どうせ変わらないものを変えない・ありのままに見る(無視する)ことができます。

人への強い関心は苦しみのもと

人に関心が無い人とは真逆の性質を持つ人は、少なくないでしょう。

いつも人の言葉・行動に目を向けて、「あの人がどうした・こうした」と他人への興味と批判に明け暮れている人です。

テレビのワイドショーの芸能ネタなんかが尽きないのも、視聴者が求めているからですよね。

テレビ越しの相手にだけならそれで済みますが、関心はリアルの人間関係にも及びます。

 

〇○さんはいつもブランド物ばかり持っている

●●さんばかり部長にひいきされている

××さんはもうすぐ離婚するらしい

 

自分と誰かを比較することは群れて生活する人間のサガかもしれませんが、そこにばかり捕らわれることは本当に不幸です。

終わりの無い他人と自分との比較は時に優越感を感じさせ、時に劣等感を強く刺激します。

 

人間関係がどうでもいい人は、そういった感情のデスゲームからも降りています。

他人と自分を比較して一喜一憂したり、強い劣等感や優越感を持つこともありません。感情がエコです。

善意の押し売りをしない

「あなたのためにやっているのに」

「助け合うのが当たり前だろ」

 

割とこの手の発言を、さも自分は正しいと言わんばかりに相手を責める材料として使う人がいます。

正直こういうタイプの人間が一番やっかいです。

 

小さな親切大きなお世話

 

という言葉があるように、良かれと思ってやったことでもそれで本当に相手が喜んでくれているかは全く別次元の話です。

 

「~すべき」

「~して当たり前」

「~してやったのに」

こういう意識は周りの人と摩擦を起こすだけです。

 

人間関係がどうでもいい人は、自分の意見を『あくまで自分の価値観です』と知っています。だから、他人にそれを押し付けることもありません。

ただでさえ、世の中は批判と共感であふれている

SNS依存

コメ欄炎上

ヲチスレ

鬼女板

 

人への関心、共感、批判・・・色々な人に関わる感情がリアルな世界にもネットの世界にも、嫌というほど溢れています。

もうお腹いっぱいというほど、誰かが誰かに言及する言葉が次々と流れています(この記事もある意味そうですね)。

 

だからこそ、「人のことは別にどうでもいいです。」という人がいてもなんら不思議ではありませんよね。

むしろ人と自分の間に境界線をしっかり引くことで自分自身を守り、誰かを批判するという無駄なエネルギー消耗も避けられます

そもそもちょうどいい塩梅なんて不可能

「人間関係心底どうでもいい」というスタンスとは真逆の「人間関係に強い関心のある人」がいるとを先に書きましたが、

人は白か黒かではありません。

 

人間関係どうでもいい <<<<<<<<<< 皆に関心がありすぎる

 

誰でもこの枠内のどこかを行ったり来たりしているだけです

同じ人でも年齢や環境によって考え方は変わるでしょう。

 

誰かは「人に関心の無い人」を褒めるかもしれないし、誰かはそんな人を責めるかもしれません。

そして、その逆もあります。

 

つまり、周りの人にちょうど良いようなスタンスを保つなんて無理です

周りの人は言いたいことを言うものだ。という大前提を元に、自分で自分のスタンスを決め、不都合があれば随時修正してゆく、という方法しかありません。

 

「人間関係がどうでもいい自分」をわざわざ自分で責める必要なんて、どこにもありません。